The Internet/ジ・インターネットっていう名前が好き、音楽もすごい好き。
2017/01/09
2,3年前から「The Internet(ジ・インターネット)」というグループ名だけで気に入ってました。個人的な偏見かもしれませんが、なぜか「黒人音楽」と「インターネット」という言葉との間に距離感というか、違和感というか、なんかフィットしないイメージを持っていたので、「そういう組み合わせがあったか!」という嬉しさを感じています。
私は黒人文化に対して、ストリート感というか土着感のようなイメージを強く持っていて、言わば、地元密着型のドキュメンタリーを世界に発信していくぜメーン!的なイメージですが、もしくは、隣町の悪い高校という局地的なコミュニティの中で流行っている事を、そこに通ってる中学までの同級生から聞いて知る、というくらいの物理的な距離感を感じていました。
そんな文化圏から出現した、新しい洗練の形を持った音楽が「インターネット」という名前だったという事に「おい、おい、なんかいいな」という程度の好感と期待感をもっているのです。
この「ジ・インターネット」は「エゴ・デス」という最新アルバム(2015年6月発売)をリリースしていて、それが最近の音楽の中ではかなり好みなんですが、黒人音楽の最先端!とまでは言いませんが、おお、これは確実に進化を推し進めているぞ、という手応えがあって好きです。エリカ・バドゥ等からのネオ・ソウルの感じもあるし、歌声もメロウでR&B味が深い。でも全体的な輪郭は洗練されててミニマムな印象。どこか初期のマッシブアタックのような暗さとシャープさも感じる、面白いアルバムだと思います。
最近は、YOUTUBEでみつけたこの動画ばかり観ています。タイニー・デスク・コンサート(Tiny Desk Concert)っていう、なんか狭いオフィスで演奏させたLIVEの映像です。コンサートの映像やMVとも違って、なんか「音楽」がとても身近に感じられて好きです。
例えば、こんな感じで自分のアパートの隣の部屋で奏でられた音楽がインターネットで世界中を巡った挙句の果てに、自分の部屋のパソコンやスマホやamazon fire TVとかで観るわけです。
近くて遠くてわくわくしますね。