ぼく音楽辞めてもいいよ、でも音楽止めたらやだよ/「片想い」と「思い出野郎Aチーム」
2017/10/04

最近、家の中や車の中で、妻がよくYOUTUBEで音楽を聞いている。日々の暮らしの中に、新しい音楽との出会いがあるってのはとてもいい事だ。
そんな妻から最近「これいいよ」と教えてもらったのが「片想い」というバンドだ。
バンド名が「片想い」か。いい名前だ。
レーベルはカクバリズムだ。
YOUTUBEにいくつか上がっているMVやライブ映像を観たがとってもいい。
特に、我が家でヘビーローテーションなのが「Party Kills Me」という曲だ。
5歳の娘も歌っている。私も妻も歌っている。
これだ。
この曲のサビは、
「ぼく音楽やめてもいいよ、でも音楽止めたらやだよ、止めないで、止めないで、どうなっちゃってもいいよ・・・・」
という歌詞だ。
「ぼく音楽やめてもいいよ」というところがなんか泣ける。
さて、もう一曲紹介したい。
「思い出野郎Aチーム」というバンドの曲で、「週末はソウルバンド」という曲。
このバンドも今、カクバリズムから曲を出している。
この「週末はソウルバンド」という曲は2年以上も前の曲らしいんだけど、YOUTUBEで「片想い」を聴いていると、自動的にレコメンドされてよく出てくる。
こんな感じの曲です。
彼女の立場から、ソウルバンドをやっている彼氏のことを歌っている設定だ。
彼氏がバンドばっかりやってて、週末もバンドやってて、たまにデートしてもレコード屋で、家賃滞納してるくせにCDとビールは買えるのね、なんて詰められてる。的な歌。
サビの「続けてもいいから嘘は歌わないで~」というところに、彼氏側(男目線)の理想が見える。こんなことを彼女に言ってほしい!という夢だ。いい歌だ。
サウンド・プロデュースもmabanua ですごくいい。ただ、歌声の"野狐禅感”っていうか、竹原ピストル感が強く、ボーカルの風体もなぎら健壱度が高めなので、女子にはモテなそう。でもがんばれ!

音楽を続けたい。
好きなことを続けていたい。
ごめんね。ごめんね。もうちょっとだけ。
でも、後ろめたい。
そんな、俺達の等身大のブルースが聞こえる。
カクバリズムはこういうの好きなのかな?
私は好きです。