アメリカ奴隷貿易と江戸時代の鎖国は300年間の裏番組

2017/10/06
今、私は寝室のベッドの上で毛布を頭から被り、スマホでこれを書いている。
遠くで救急車のサイレンが聞こえた。こんな夜中にどうした。高齢化社会だからな、どこかの年寄りが蒟蒻畑でも喉に詰まらせたのかな?それとも予定より早く始まった嫁の陣痛にテンパった夫が呼んじゃった救急車かな?

こうしている今、もっと遠い町では何が起きているのだろう。今、あらゆる場所のあらゆる人のタイムラインは、同時並行で進んでいる。
当たり前だけど、世界は同時に進んでいるわけだ。

さっきまでユーチューブで、ジャズの歴史を紐解くNHKかなんかの番組を観てた。
ジャズは、アフリカから無理矢理連れてこられた黒人奴隷達と、彼らを無理矢理連れて来たヨーロッパ人の、それぞれの文化が新大陸アメリカでぶつかって生まれた音楽なのだと。
奴隷貿易という凄惨な歴史があり、その悲しみと怒りの果てに現在のアメリカのブラックカルチャーがある。

その、いわゆる「アメリカのブラックカルチャー」を、アメリカに連れてこられたアフリカ人とその子孫の文化とするならば、その起点は奴隷貿易の始まり、ということになるだろう。


西暦1600年頃から約300年に渡って、数千万人の黒人達がアフリカから新大陸に連れ去られたという。
凄まじすぎる。

アフリカ人にとっては、この300年間の地獄のタイムラインだろう。

一方その頃の日本のタイムラインはどんなだったのだろうか?

残念なことに、日本史と世界史が私の頭の中で全然リンクしてない。
というわけで、ウィキペディア先生で調べてみた。

アメリカに黒人奴隷がはじめて連れてこられてから、アメリカの奴隷制度が終わるまでの期間、日本はちょうど丸々「江戸時代」徳川300年だった。



同じ時期の300年間。

日本は戦国時代が終わり、ほぼ完全に独立した鎖国状態でガラパゴス化し、独自の文化発展を遂げた。

アメリカの黒人文化と、日本文化のタイムラインを並列させて眺めてみると面白い。

これからちょっと調べてみる。

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