釣りという週末の魔物、はじまりはこうだ。
2018/11/05
この夏の7月、私は釣りを始めた。これが初めて釣った魚。
マイ・ファースト・フィッシュ。小さな小さなヒラメ。

「なにか趣味が欲しいな。」
と、つぶやき続けて何年も経つが、私にもようやく一生楽しめそうな趣味が見つかったようです。
それは釣り。フィッシングです。
とはいえ、私は釣りなんて、いや、アウトドアレジャーなんて、今までほとんど興味もなく、機会もなく生きてきた、フィッシングの「フィ」の字も書けない初心者です。
今年の6月頃、実家から割と近くにある釣り堀みたいなとこに行って来ました。

入場料を払って、針と糸とウキがセットされた釣り竿を借りる。エサのチーズと釣れた魚を入れるバケツも借りる。釣った魚はリリース不可。買い取って焼いて食う。
子供でも猿でも、針にチーズつけて竿を振れば、2秒でニジマスとか、そういうのが釣れる。
6歳になった娘も喜んで釣っていた。
釣ってはみたものの、娘も妻も魚が掴めない。
私は割とそういうのは平気なので、ピチピチと跳ねる魚を引っ掴み、飲み込んだ針を外してバケツに入れる係。
「お父さん、お魚の針外して。」
ほほう、なるほど。これは父性をアピールする良い機会だ。
父親とはなんたるか、それは、素手で生魚を掴める者。
さらに言えば、「アウトドアに強き者」なのではなかろうか。
薪を割り、火を起こし、ナイフで肉を切り分け、切り株に座りハーモニカを吹く。
肩に猛禽類を乗せ、2時間先の雨の予感を感じ、イノシシの突進もひらりとかわす。
そして、海や川で大魚を釣り上げる。
娘「父上、お見事です!」
私「よさんか、せっかくの魚を落としてしまうぞ。」
妻「まあ、仲が良いこと。」
これだ。
釣りはいいかもしれないぞ。娘も楽しそうだし。
早速スマホでアマゾンで、自分用と娘用の釣り竿とリールのセットを購入。5000円くらい。
ただ、そうそう頻繁にこういう釣り堀には来れないな。
魚を釣ったぶんだけ買い取りなので、意外と金がかかる。
そうだ、我が家は海まで車で5分。海で釣りをすればお金もかからず好都合だ。
最寄りのビーチにレッツゴー。
「ちょっと、ここ海水浴場ですよ、釣りはやめてください!」
マッチョなライフセーバーの青年に怒られた。
海水浴場で釣りはNGらしい。しらなかった。人がいない端っこでもダメみたいだ。
そうだ、釣りに詳しい同僚がいる。
翌日会社でNくんに、かくかくしかじか説明して、釣りってどこですればいいの?と、聞いてみた。
Nくんと私の家は割と近い。
「僕らの家から一番近いのはS漁港ですよ。家族連れもいますよ。」
なるほど、漁港か。そうなのね。ありがとう。
漁港なんて、近くにあったのか。4年も住んでいて知らなかった。
そして次の週末、娘と早起きしてその漁港に行くことになるのだが、続きはまた。