朝マズメは防波堤でプルプルしていたい(病気)。

2018/11/13
ルアーというニセモノのエサで魚を釣る事を、ルアーフィッシングという。
もともとは、主に川魚を釣る方法としてメジャーな手法だったのではないかと思うが、海でするルアーフィッシングもあり、それを「ソルトルアー」と呼んだりするらしい。

前回の記事で出てきた「ライトショアジギング」というのは、「ライト」な「ショア」の「ジギング」である。
この「ライト」は、コカコーラ・ライトの「ライト」の意味に近い。「軽めの」という意味だ。
「ショア」というのは「陸」のことだ。
「ジギング」というのは「ジグ」という、主に金属で作られたルアーを使った釣りのことだ。ジグでする釣りだから「ジギング」である。

▼こういうのがジグ(メタルジグ)。
metarujigu.jpg 

ライトなショアジギング。
軽いノリで、ジグを陸から投げて釣る。

その投げるジグは、実は100円ショップダイソーに売ってたりする。
上州屋とか、釣具屋で売ってるジグは1個500円くらいするから、安くて助かる。
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私の家の近くのダイソーにもあった。なぜかパーティーグッズのコーナーにある。

ということで、とりあえず海に向かって投げてみたい。この間娘と行ったS漁港の、今度は海に突き出した防波堤の先っちょでこのメタルジグを投げてみたい。

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こういう感じのところだ。
sakittyo.jpg 

こういうとこね。
teibo.jpg 

こんな感じのとこに来て、糸の先に100均のジグを縛り付けて投げる。

鉄の固まりをビューンと投げる、意外と飛ぶ。そしてドボーンと水面に落ちる。
そして、海底に沈んでゆく。

えーっと…、そろそろ巻いてみようかな。ぐるぐるぐるぐる。

ぐるぐる。ぐる。ぐる。

…よくわからない。

wakame.jpg 

巻き上げてみると、ジグの先にはワカメ。おぉ、マンガみてぇだな。
次投げたら、長靴とか釣れるんじゃないかな?とかなんとかいいながら、投げては巻く、投げては巻くを繰り返していると、


プルプルプルッ!

竿が震えた!小さな生き物の感触がする!
ぐるぐるぐるぐる、と巻いてみる。

mffャ 

わー、ホントに釣れたー!

おお、マイ・ファースト・フィッシュ。ジグよりも小さいヒラメ。

こんな雑な100円のジグで魚が釣れたよ。
大丈夫なのか?魚たちよ。こんなんで釣られていいの?

サバは釣れなかったけど、魚は釣れた。
釣れるんだね。本当に。




このささやかな成功体験が、翌日も、その翌日も、私をこの防波堤に誘う。
午前3時に布団を抜け出し、妻子の寝息を背に聞きながら車に乗り込む。

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アスファルトタイヤを切りつけながら、暗闇走りぬける。

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日の出の前後は魚がよく釣れるらしい。この時間帯のことを「朝マズメ」と言うらしい。
「マズメ」ってなんだろう。まあいい。わからないことはまだまだ山ほどある。
新しい事を始めると、こういう「わからない事」にたくさん出会う。それが面白い。

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いろいろと、わからないなりに、なぜか魚は釣れている。
なんで釣れているのかわからないけど。

もはやこの時点で、釣りにハマってしまっている。
釣りは「悪魔の趣味」といわれているようだが、その感じが今はわかる。基本的に、いつも釣りのことを考えて生きていくようになるのだ。

つづく。

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