イーゴン自治区

Foods(フーズ)の「Pants Style Girl」/天海祐希のようにはなかなかできないし。

2019/08/04
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YouTubeで見つけてからお気に入りのアーティストの「foods(フーズ)」という人をご紹介したいと思います。
現時点で彼は何者なのか?といった情報はほとんどわかりませんが、まあきっとそのうち有名になって、プロフィールとか楽曲のバリエーションとかも知られるようになると思いますし、そう願っています。

とにかく、こんな感じです。


例えば、この楽曲「Pants Style Girl」のミュージックビデオを作ろうとした場合、なかなかこれ以上ビジュアル的に作りようがないんじゃないかと思うほど、すでに歌詞が映像的で凄いなと。

パンツ・スタイル・ガール
イヤホン片方だけ外して
レジの音とトリッピーなメロが混じり合う

パンツ・スタイル・ガール
私の周辺事情で
ベルトの金具のとこだけが冷たくCOOL

箱舟にみんなきっと乗り損ねたんだな
照らし映す日中の光 数種類の髪型 顔かたち

流行りのメガネ 流行りじゃないメガネ
反射して後ろ向く全て どこへ行こうかな

手詰まりの問題を片付けようにもさ
天海祐希のようにはなかなかできないし
ばたつきチャーミングもいつしか失って
疲れきったままホームアローン


女性から見て、この歌の世界観にリアリティがあるかどうかはわからないけど、いわゆる新人OLというか、まだキャリアを重ねていない若い女性の目線で描かれる日常とでもいいましょうか。
それこそ、90年代の派遣会社のTVCMみたいな感じっていうか、例えば、TVドラマやCMの中で深津絵里が具体化した「悪戦苦闘する日本の働く女性像」っていう文脈が例えばあるとして、それが四半世紀もたった今頃になって、フレッシュな亡霊みたいに突然現れた。こんな時代に。そんな感じが好き。



こういう「都市で働く、なかなかうまくいかない若い女性」のイメージをメインテーマにしていることも面白いし、歌詞に「天海祐希」や「ダコタ・ファニング」や「充電器」という言葉があったりして、それらの固有名詞が持つイメージの編み上げ方や言葉のチョイスにHIPHOP的な感性の高さも感じる。
特に私は、
「天海祐希のようにはなかなかできないし」のとこが好きで、譜割りも3連符で、声に出して歌うと気持ちいいのでよく口ずさんでいる。

「あまみ/ゆきの/よには/なかなか/できないし」

このfoods(フーズ)っていう人の曲は他に「スーパーホラーショー」というのがあって、それも好き。



もっと彼の曲が聴ける機会が増えるといいなとおもっています。

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