イーゴン自治区

BAD HOPとケーキの切れない非行少年たち

2019/09/26
普段テレビをほとんど観なくなってしまったが、妻がハードディスクに録画してた、クレイジージャーニーを観た。川崎出身のHIPHOPクルー「BAD HOP」の回だった。面白かった。と、同時に
「こ、これは日本の話なのか・・・。」
と、驚いた。



私には小1の娘がいるのだが、彼女の話す言葉や性格や価値観や得手不得手など、彼女を構成するすべてが、親に対する「答え」のような気がしている。
身体的な特徴や気性といった遺伝的な要因はもちろん、彼女と今まで交わした言葉やコミュニケーションのすべてが、いま「答え」となって、いまここに存在している。我が家は妻と私と娘の3人家族なので、特に関係が密接であり、妻と私の「答え」が、娘となって現れている。という風に思う。

例えば学校や保育園などで、他所の子と比べてうまく出来ない事があったりすると、特に母親は、「私の育て方がおかしかったからではないか?」と、自分を責めたりすることも少なくないと聞くが、じゃぁ逆に、正しい育て方って何よ?と、思ったりもする。

正しいとか、間違っているとかじゃなくて、その子供の今の状態が「答え」というか「結果」であるというだけの話だと思う。他所んちの子供やテレビで観た天才児と自分の子供を相対的に評価したところで何の意味もない。
どんな子供にも、良いところとダメなところが当然あって、それは、育てた人間の性質や価値観がダイレクトに反映された結果である。だから親は子に対する責任を負い、また、無条件にその存在自体を愛するのである。


最近知った本で、まだ読んでないのだけれど「ケーキの切れない非行少年たち」というのがあって、少年院でカウンセリングを行う精神科医が書いた本らしいのだけれど、少年犯罪を犯した少年たちに「丸いケーキをどうやって切れば3等分できるか?」という問題を出すと、ぜんぜん解けない子が大勢いたという事例をメインのモチーフとし、じゃあその原因はなんなのか?という内容であるようだ。
この本もそうだが、BAD HOPのクレイジージャーニーを観ても思ったけど、世の中に「悪人」なんていなくて、ただ、教育や治療の機会が得られなかった結果、モラルや社会性を欠いたまま成長した人間が、悪意なく、むしろ自意識としては被害者意識による甘えとヒステリーによって、反社会的な行動を起こしてしまう人がいる、ということなんだと思う。
だから、子供は大事。
セーブ・ザ・チルドレン。

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