必然的なキッチンカーと相棒と人探し。それにしても、誰を探せというのか。
2022/01/24

アニメづくりをつづけている。
ゴダールは「男と女と一台の車があれば映画が撮れる」と言ったようだが、たしかにそんな気がする。
少なくとも、車はあったほうがいい。場面転換もすぐにできるし、運転している画は間が持つ。
人物の会話のシーンは車に乗っている時がいい。ジム・ジャームッシュの映画みたいだ。
あと男でも女でもいいが、複数人の登場人物は必要だ。そうじゃないと会話ができない。
車がある。それを運転する動機が必要だ。
という事で、主人公たちには車を運転する仕事をさせよう。
例えばキッチンカーだ。移動販売で街から街へ。ホットドッグとかワッフルとかクレープとかを売らせよう。
そして、人探しをしているという事にすれば、クライマックスへの引力になる。
かれらは、誰を探しているのだろう。自分を探している、というのはどうか。