週報/青山健一とトリプルファイヤーと小野英樹、そして、シーズン・イン・ザ・サン
2022/06/27
情報感度を高めて重要と思しきサインに対して敏感であろうとする態度を「アンテナを張る」と表現したりしますよね。じゃあ、アンテナを張っときゃ重要なサインが自動的に受信されんのか?と言うとそんな都合の良いことは無い。この「アンテナを張る」とか「情報感度」といった言い回しは、個人的に腑に落ちない。フィットしない。アンテナを空に向けて耳を澄ます。そんなロマンティックなステップでは未知との出会いにはたどり着かない。必要なのは具体的な検索行動とダウジングのごとき直観による足を使った移動だ。
そうして出会えた直近一週間の天才たちの仕事はこれです。
青山健一さんの作品
経歴・人となりは良く知りません。すみません。「スズリ」で偶然素敵なTシャツを発見して、そこからSNSや公式WEBサイトなどを一回り。めちゃくちゃ好みです。こんな感じです。
素敵過ぎる。
— イーゴン (@egon_tweet) June 21, 2022
青山健一/Kenichi Aoyamaの最後の人スタンダードTシャツ https://t.co/lvQLouK9VJ #suzuri
数年前の展覧会のプロモーション素材だったりしますが、関係ない。とてもいいですね。
ご本人的にはこう言われたら嫌なのかもしれないですが、私はフランシス・ベーコンと横山裕一が好きなので、もう、こういうモチーフ、配色、テクスチャのものはしょうがない。大好きですね。見つけれて良かった。
青山さんの公式WEBサイトはコチラ → http://aoken.info/
トリプルファイヤーの曲
テレ東の「共感百景」という番組があって、それがめちゃくちゃ好きでパラビでよく観てたんですが、そこに出てた「トリプルファイヤーの吉田」という人の言語センスが素晴らしく、この人何の人なんだろう、、と気になってはいたんですが、最近YOUTUBEで偶然その「トリプルファイヤー」のMVを見て、なんて素敵なサウンドと世界観なのだろう!と感動したわけです。「笑いながら感動」という感じです。一番いい奴です。笑い感動。
とりわけ気に入った曲は「トラックに轢かれた」です。
なんの因果も関係なく大きな力にすべてを奪われることがある、そんな世界認識。トラック事故のような大きく抗いようのない力の前に、ささやかな自己肯定や競争優位性やマウントの取り合いなどは全く意味をなさないというメッセージ。身も蓋も無いが東洋哲学的でもある。
なんの因果も関係なく大きな力にすべてを奪われることがある、そんな世界認識。トラック事故のような大きく抗いようのない力の前に、ささやかな自己肯定や競争優位性やマウントの取り合いなどは全く意味をなさないというメッセージ。身も蓋も無いが東洋哲学的でもある。
現代日本でパンクをしようとするとこうなる。
日本にもジェームズ・チャンス↓がいるのだな、と思った。
謎の映像作家「小野秀樹」さん
ツイッターで見つけたので掘り下げ。しかし、全然情報無い。継続調査中。天才の筆跡だと思う。
つげ義春的というか、なんというか。説明できないが、素晴らしい。
シーズン・イン・ザ・サン
夏用のミュージックプレイリストを作っているのですが、いろいろと「これぞ夏」という曲を並べて聞き比べていたんです。ケツメイシとかバードとかオレンジレンジとか、サマージャム95とか、のべつまくなしにJPOPを。
そうすると、やっぱりね、TUBEの「シーズン・イン・ザ・サン」が最強なんです。
そうすると、やっぱりね、TUBEの「シーズン・イン・ザ・サン」が最強なんです。
冒頭の「ストッ!ダッ!」でもう優勝なんです。
ちょっと聴いて。比較として、土岐麻子のカバーを先に聴いてから、TUBEをどうぞ。
(土岐麻子もめちゃくちゃいいんですよ。クールでいい)
で、TUBEをどうぞ
「ストッ!ダッ!」、ね。
やっぱり、これは無視できない。プレイリストには入れます。
以上、週報でした。