飛ぶ

2009/02/08
今の日本のスターは誰か。
三船か?裕次郎か?優作か?

皆さん亡くなっていましたけれども、
それでもなお彼らは、それぞれの世代のキッズ達にとっては
いつまでもヒーローであり、憧れであり、代表選手である。
映像の中でいつまでも我々を魅了し、
「お前はどうだ。」
と、問い掛けてくるのである。

うちの親父のヒーローは、未だに裕次郎だ。

ところで、私の世代の代表選手は誰だ?
というところなんですが、こういう回答をさせてもらおうと思います。


窪塚洋介。


というのは、今日彼を思い出して、そういえば、という気持ちで
googleで検索などをしてみたところ、
彼は今、「卍LINE」とか言う名前でレゲエミュージシャンみたいな感じになっていました。
この「卍LINE」の件についてはもう触れたくないのですが、つまりそんなきっかけで、YOUTUBEとかで、最近のかれの出演作品をいろいろ見てみました。

綾瀬はるかの「ICHI」に、でてるんですね。
予告編にでてる彼を見て、少し懐かしい気分にもなり、そしてやっぱりかっこいいかもなコイツ、なんて思ったのです。
そんな流れで、過去の彼の主演作品を見返していたのですよ。
「ピンポン」とか「GO!」とか、当時のそういう奴。

宮藤官九郎と窪塚洋介が生み出すキャラクターは、やっぱり非常に魅力的だ、と改めて思った。

若い頃の松田優作を形容するエピソードとして「走る姿がかっこいい」と、いわれるが、窪塚くんは「ジャンプする姿」や「殴り飛ばされる姿」、つまり宙を舞う姿が異様に格好良いと思った。

あの、自宅のベランダからのスーパージャンプ事件以来、テレビやスクリーンではトンとご無沙汰ですが、
例のスーパージャンプ事件の真相が、事故だろうが自殺だろうがラリってただけだろうが、そういうのは私はどうでも良くて、「アイ・キャン・フラーイ!」といった、僕らの世代が望んだイメージを、そのまんま体現する役者として、ひょっとしたら私はまだ彼を必要としているのかもしれない。
と、思ったりもする。

彼がもう飛ばなくなったのだとしたら、時代のスピードはもうそんなイメージを望みずらしなくなっちゃったのかしら、とも思った。




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