俺の、ノルウェーの森
2009/05/23
ひとつ、告白ですが、
村上春樹の小説やエッセイはたくさん読んで来て、
数少ない映画化された作品も観ました。
私は、村上春樹のファンです。
でも、「ノルウェーの森」は、読んでいません。
世界中で翻訳され、超ベストセラー。
「100%の恋愛小説」。
でも、「ノルウェーの森」は、読んでいません。
なので、この度の映画化のキャスティングの発表に関して、
まぁ、知らないんでね、どうとも思わないんですがね。
どんな内容かも知らないしね。
私が「ノルウェーの森」に対するイメージは、
やっぱビートルズの同名の楽曲のイメージです。
「ノルウェーの森」(NORWEGIAN WOOD)
誘われて女の子の部屋に上がり込んだ僕は,
床にすわりこんでワインを飲み,おしゃべりをした。
午前2時になり,彼女がベッドの時間だと言うので,
僕は風呂場で一夜を明かした。
翌朝,目覚めると,
仕事があると言っていた女の子は姿を消していた。
簡単に言うと、こういった歌詞の内容なんですが、
イギリス流のジョークや言葉遊び、メタファーが多く含まれているようです。
この曲のサブタイトルは、“THIS BIRD HAS FLOWN”。
つまり、「鳥は飛び去った。」
目が覚めた時にいなくなっていた彼女を表現しています。
もしくは、彼女は死んでしまった、という事とも解釈できます。
それと、曲名の“NORWEGIAN WOOD”(ノルウェー産の木材)
【ノルウェージアンウッド】と発音しますが、これ自体、駄洒落みたいなもので、
“KNOWING SHE WOULD”=【ノウイングシーウッドゥ】
「彼女がしたいと思っているのは、わかってる。」
という意味ともとれる。
あと、「ノルウェー産の木材」ってのは、安い松の木材で、
イギリスの労働階級の家にあるような安物の家具の材料。
つまり、この場合は、
決して裕福とはいえない女の子の安アパートという事かな。
誘われて上がりこんだ女の子の安アパートで、
お互いにヤれる事がわかっていたのに、
翌朝、彼女はいなくなってしまった。
という、ああ、共感できるわ、
学生の時とか、こういう事あったな、みたいな曲です。
こういう歌詞を歌いながらも、曲の印象は
幻想的で異国情緒のある、不思議な印象がありますね。
まあ、ビートルズの時代で考えると、
たぶんヒッピー的な若者の歌だと考えれば納得。
でも、凄いな!と思うのが、この曲に邦題をつけた人のセンスです。
「ノルウェーの森」って!
「森」ってとこが、とてもいいです。
どこにでもある、ありふれた若い男女の出会いと、戸惑いと、喪失。
なんとなくやりきれないぜ、といった感じ。
これらを「森」という言葉が持っている、霧がかかったような、
深淵で幻想的なイメージで包んでしまっている。
ノルウェーってのも大事。
なんか、肌寒くて霧がかかった感じかいい。
「アフリカの森」でも、「飛騨高山の森」でもない、
「ノルウェーの森」が、やはりふさわしいです。
私の中で、村上春樹の「ノルウェーの森」のイメージは、このビートルズの曲のイメージです。
日本のどこにでもいる若者の、こういう話だとおもう。
全然違ったりしてね。書かれたのはバブル期だから、もっとトレンディなのかしら。
W浅野みたいな感じだったら、なんか嫌だ。
私は、このビートルズの「ノルウェーの森」をベースに、村上春樹が書いたらどうなるかって、勝手に想像した「俺番のノルウェーの森」がすでに頭にあり、結構気に入っているんですよ。
だからこの先、春樹の小説も読まないし、
今回の映画も観ませんよー。
村上春樹の小説やエッセイはたくさん読んで来て、
数少ない映画化された作品も観ました。
私は、村上春樹のファンです。
でも、「ノルウェーの森」は、読んでいません。
世界中で翻訳され、超ベストセラー。
「100%の恋愛小説」。
でも、「ノルウェーの森」は、読んでいません。
なので、この度の映画化のキャスティングの発表に関して、
まぁ、知らないんでね、どうとも思わないんですがね。
どんな内容かも知らないしね。
私が「ノルウェーの森」に対するイメージは、
やっぱビートルズの同名の楽曲のイメージです。
「ノルウェーの森」(NORWEGIAN WOOD)
誘われて女の子の部屋に上がり込んだ僕は,
床にすわりこんでワインを飲み,おしゃべりをした。
午前2時になり,彼女がベッドの時間だと言うので,
僕は風呂場で一夜を明かした。
翌朝,目覚めると,
仕事があると言っていた女の子は姿を消していた。
簡単に言うと、こういった歌詞の内容なんですが、
イギリス流のジョークや言葉遊び、メタファーが多く含まれているようです。
この曲のサブタイトルは、“THIS BIRD HAS FLOWN”。
つまり、「鳥は飛び去った。」
目が覚めた時にいなくなっていた彼女を表現しています。
もしくは、彼女は死んでしまった、という事とも解釈できます。
それと、曲名の“NORWEGIAN WOOD”(ノルウェー産の木材)
【ノルウェージアンウッド】と発音しますが、これ自体、駄洒落みたいなもので、
“KNOWING SHE WOULD”=【ノウイングシーウッドゥ】
「彼女がしたいと思っているのは、わかってる。」
という意味ともとれる。
あと、「ノルウェー産の木材」ってのは、安い松の木材で、
イギリスの労働階級の家にあるような安物の家具の材料。
つまり、この場合は、
決して裕福とはいえない女の子の安アパートという事かな。
誘われて上がりこんだ女の子の安アパートで、
お互いにヤれる事がわかっていたのに、
翌朝、彼女はいなくなってしまった。
という、ああ、共感できるわ、
学生の時とか、こういう事あったな、みたいな曲です。
こういう歌詞を歌いながらも、曲の印象は
幻想的で異国情緒のある、不思議な印象がありますね。
まあ、ビートルズの時代で考えると、
たぶんヒッピー的な若者の歌だと考えれば納得。
でも、凄いな!と思うのが、この曲に邦題をつけた人のセンスです。
「ノルウェーの森」って!
「森」ってとこが、とてもいいです。
どこにでもある、ありふれた若い男女の出会いと、戸惑いと、喪失。
なんとなくやりきれないぜ、といった感じ。
これらを「森」という言葉が持っている、霧がかかったような、
深淵で幻想的なイメージで包んでしまっている。
ノルウェーってのも大事。
なんか、肌寒くて霧がかかった感じかいい。
「アフリカの森」でも、「飛騨高山の森」でもない、
「ノルウェーの森」が、やはりふさわしいです。
私の中で、村上春樹の「ノルウェーの森」のイメージは、このビートルズの曲のイメージです。
日本のどこにでもいる若者の、こういう話だとおもう。
全然違ったりしてね。書かれたのはバブル期だから、もっとトレンディなのかしら。
W浅野みたいな感じだったら、なんか嫌だ。
私は、このビートルズの「ノルウェーの森」をベースに、村上春樹が書いたらどうなるかって、勝手に想像した「俺番のノルウェーの森」がすでに頭にあり、結構気に入っているんですよ。
だからこの先、春樹の小説も読まないし、
今回の映画も観ませんよー。