イーゴン自治区

夏のデフォルト

2009/07/26
今日なんか、東京はすごく天気が良くて、いよいよ夏なんだなと実感。
丁度、フジロック行っている人も多いと思う。よほど暑いんだろうな。
私は家にいて、焼きそば食って、麦茶飲んで、モナ王をかじりながら、
フジの26時間テレビ観てる。

幸い暑くても風があるから良い。
洗濯物も良く乾き、妻もソファで昼寝している。

夕方になる前に自転車で近所のスーパーにでも行って、
晩御飯の材料を買ったり、タバコ買ったり。
大体、日曜日は、あのスーパーの前には屋台の焼鳥屋が出ているから
何本か買い食いしながら帰ろう。

通り道の公園では、今日もたぶんウッドベースを練習している男がいるだろう。
私がこの街に越してきたころから、週末になるといつも同じ場所で
ボン・ボン・ブン・ボン、と弦を爪弾きつづけている。
イヤホンを付け、メガネをかけた、機嫌の悪そうな長身の中年男だ。

ジャズベースといえば、私はスコット・ラファロが好きだ。
ラファロは、まるで奔放に歌うような、その天才的な残響を残し、
たった25歳で死んだ。

公園のベース男は、どちらかといえば黒人的で、オーソドックスなスタイルだ。
残念だが、私の好みでは、あまりないのだ。

近くの小学校のグラウンドでは、サッカーに興じる子供達の歓声が響く。
子供の歓声とベースライン。あと、蝉の声。
この組み合わせが、近年、私に聞こえている夏の音像。

同じ場所で去年の今ごろ、
土から這い出たばかりの、まだ白い蝉の幼虫が、
コンクリートの電柱、地上3センチくらいのところにしがみついていた。
いかにも、「あぁ、登るとこ失敗したかもな。」といった面持ちの彼を、
あたかも神の気まぐれのような心境で、ひょいとつまみ上げ、
となりの桜の樹、およそ地上2メートルの高さに一気にジャンプアップさせてやった。
夏限定のスペシャルチャンスである。ラッキーだったな、蝉よ。

夏に、そんな「神の気まぐれ」をして天国のポイントカードに点数を貯める度に、
いつも決まって、翌週くらいにホームランバーに「ヒット」が出る。
なんだか速効でポイントが消化されているようで、複雑な気分になる。

蝉の命は1週間くらいのようなので、おそらく気まぐれに助けたあの蝉が死んで、
そいつからの一応の礼なのだと思って、ありがたくもらっておく。

蝉が死ぬと、ホームランバーが当たる。
基本的に私の夏は、いつもまあ、こういうものなのだろう。

コメントをどうぞ。 現在4件

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mackie

夏なんですね
今日は曇りで 暑すぎないでよい

素敵な生活が伝わってくる文章で なんだかほのぼのとしました。

2009/07/26 (Sun) 20:17

もティ

いいなあ、ベースライン・・・
ベースはあたしの丁度いいとこに響くんですよ
そのオッサマうちの近所の公園にもいらっしゃらないかな

2009/07/26 (Sun) 19:34

イーゴン

>コンバット越前ちゃん

がんばってるねー。
カッコいい作品を作ってください。

あと、文体が、ビートたけしっぽい。

2009/07/26 (Sun) 17:48

コンバット越前

あぁいいねえ。なんか夏っぽいねえ。

俺今さ、職場でよ。なんかこの時期、いきなり忙しくなるんだよな。ちょっと暇だと思って油断してると怒濤のスケジュールの仕事が降ってくる。えれえ暑いってのにな。仕事タラタラしつつ、ビール三本開けた辺りで頭痛くなってきたからコーヒーに氷ぶち込んで飲んでる。んでな、終わる気配がねえんだよなコレが。また。

この世界に身を置いてから大体俺の夏はこんなもんで、変わりがない。職場でビールを飲みながら、ひたすらに煙草を吸い続けながら、仕事をする。そんな夏。
でも不思議なもので、こんな生活が5,6年続くと人間の慣れってのはおっかねえもんで、大概なんとも思わなくなってくる。
その自分の感性の愚鈍さが最近怖い。

いつか僕も君の様なすてきな夏を送る事が出来るのであろうか。

そうなれる様、努力しようと思った。

2009/07/26 (Sun) 17:12