スコット・ラファロ

2009/07/26


スコット・ラファロ
(1936年4月3日 - 1961年7月6日)

20世紀のジャズ・シーンにおいて重要な役割を果たしたジャズベーシスト。

小学校の時にピアノをはじめ、その後中学校でクラリネット、高校に入りテナーサックスを始めた。
彼がダブルベースを手にしたのは大学に入る前の夏のことだった。
大学の音楽科で弦楽器が必修だったからだ。

大学に入り約3ヶ月後、彼はベースに専念することを決意した。


音楽を勉強するために大学に入ったが、2年目にバディー・モロー率いるビッグバンドに加わるために中退。
その後、自分の運をロサンジェルスのミュージックシーンで試すためビッグバンドを去る。

その後,数々の有名ジャズミュージシャンと共演した後、1959年にビル・エヴァンスと出会う。
2人はもう一人、ポール・モチアン(ドラム)を加えてトリオを結成。

1961年6月25日、ビル・エヴァンス・トリオの一員としてヴィレッジ・ヴァンガードで行ったライブは、後に『Sunday At The Village Vanguard』『Waltz For Debby』という2枚のアルバムとして世に出る。



性格的にはやや粗暴で、麻薬常習者でもあったが、アドリブのひらめきとテクニック、奔放なコンピングスタイルは当時唯一無二の存在であり、ことにビル・エヴァンスの内省的なピアノとの音楽的相性は抜群であった。

その後、ニューポート・ジャズ・フェスティバルでスタン・ゲッツと共演するが、その2日後にニューヨーク州ジェニヴァ近郊のフリントで交通事故により死去。

彼のキャリアはたったの6年で幕を閉じた。

その革新的なアプローチはジャズベースの演奏を再定義し、
多くの同世代、また後進のベーシストらに影響をあたえた。

ラファロの死後、エヴァンスはラファロに匹敵する音楽的相性を備えたベーシストには、ついに一生出会えなかった。

出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』

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