イーゴン自治区

たのしい写真

2009/09/01


マジで素晴らしい本に出会ってしまった。
ホンマタカシ著「たのしい写真」 平凡社 1,600円

二十歳以降に読んだ本の、ベスト3に入ります。
超おもしろい。まだ50ページくらいしか読んでないけど。
まず、装丁が完全に俺好み。

甲乙つけがたいが、この三冊が私のベスト。

 ・「一銭五厘の旗」 花森安治
 ・「レイアウトの法則―アートとアフォーダンス」 佐々木 正人
 ・「たのしい写真」 ホンマタカシ

と、このように見てみると、ようやく自分で、自分が本に対して望む事が
「こういう事なのか。」と、わかってきた。30歳。

私の興味。
それは、世界と私。もっと言えば、私以外と私。
つまり、主体と外部というか、内と外というか、主観と客観というかね。

私が見ている世界は、一体どうなっているんだという興味。

「世界はどうなっている?」といっても、世界ふしぎ発見、な、アドベンチャーではなく、
なんか、私を覆っている皮膚とか目玉とか舌とか、そういった表面の外側は、
すべて「自分以外」の「世界」って感じで、それはまったく「私」では無い。

そんな「私以外」のすべてに対して、等しい価値をもって認識し、
関係性や順列を発見しなおす、という事に、はっきりと関心があるようだ。
自覚した。30歳。

その、関心事について、ひとつの指針やヒントを与えてくれた本が、
この、ベスト3なのかも知れない。

「一銭五厘の旗」は、社会や消費生活というものに対して、
「レイアウトの法則―アートとアフォーダンス」は、視覚世界に対して、
そしてこの「たのしい写真」は世界との関わり方そのものに対しての
明快な答え合わせの機会をあたえてくれる。

おおげさに聞こえるかもだけど、世界の捉え方や付き合い方を教えてくれる本なのだ。
私にとっては、すごく面白くて役に立つ実用書のようなものだ。

みなさんも、この「たのしい写真」を読むと、絶対カメラを持ちたくなるし、
写真集を見たくなる。はずだ。

何言われてもいい。100%おすすめ。

コンバット越前に、読んで欲しい。

コメントをどうぞ。 現在4件

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イーゴン

「もの食う人々」読んでくれたのね。
あれは、私が読んだあらゆるルポルタージュの中で、未だにダントツです。
「たのしい写真」もダントツです。一生BOOKOFFにはもって行く事の無い本です。

2009/09/06 (Sun) 00:47

ナカツ

昔、たしかイーゴンさんがオススメしていた「もの食う人々」を
読んでとても面白かったので、この本も読んでみようと思います。

2009/09/04 (Fri) 19:42

コンバット越前

とても読みたいのですが午前様続きで・・・・
きょ、今日こそはツタヤが空いてる時間に会社を出たい・・・・

読んだら報告します

2009/09/03 (Thu) 18:55

のぶ

私も読みました。
同僚の読んでたのを拝借してパラパラめくって、
すぐに書店に走ったよ。

確かに素晴らしい本。ただこの3冊の括りでレビューを書く
キュレイションセンスは、さすが、イーゴンだと思う。

私からもコン越におすすめします!

2009/09/01 (Tue) 15:58