イーゴン自治区

ブックオフ美術館

2009/11/10

近所のブックオフでMoMAの図版集を購入。\500。
ブックオフって、こういう、美術館の展覧会のカタログが良く売ってるので、
ちょいちょい見つけては、買っている。
もちろん、一通り目を通したら、スプラップにして、切り抜いて、
壁に飾ったりするためだ。だから、絶対1000円以下で買う。

気に入ったものを、以下に2点ご紹介。



↑こちらは、ジョルジュ・ブラックの「レスタック付近の道」という作品。
1908年の制作である。
一見、「おや、セザンヌかな?」と思いきや、ブラックだ。
セザンヌの影響を大きく受けた、キュビズム前夜の、実験色の強い作品だ。
ありふれた自然の中に既にある、ここだ!という「空間の手触り」を、
どうにかして画面上に抽出したような、ある種、勢いとパワーのある絵だ。
セザンヌの老練とも、ピカソの明快さとも違う、思春期の若者のような絵だ。



↑これは、マティスの「水浴する人」という作品。1909年の制作である。
これも非常に面白い作品だ。
この、明快な輪郭線で描かれた人物は、彫刻的なボリュームを持ちながら、
同時に、背景であるブルーの水面と離れがたく、平面的でありつづける。
マティスの平面的なフォルムと色彩の追求は、ここから始まったんじゃないか、
と思わせる、エポックメイキングな一枚ではないだろうか。知らないけど。
でも、やっぱ、これもセザンヌの影響をうけている。
モチーフも、セザンヌの水浴する女性の絵に違いない。

ともあれ、これらの作品は、丁度100年前に描かれた絵だが、とても楽しめる。
いい仕事してるね。

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