スーパーローカル

2009/11/17
それは、ふとしたかし君が言い出した「ニュータウン」というアイデアから、いよいよ始まったのである。

あらゆる事の始まりは、いつだって漠然としたイメージの塊と、ごく個人的な衝動によるものであり、また、そうでなくてはならない。

「ニュータウンをやりたいんです。」

そういって、お土産に団子を携えてウチに遊びに来たふとしたかし君。
ニュータウン。
何の事だかさっぱりわからないが、なにやらメディアのようなものを立ち上げたいようだった。
雑誌かウェブかなんなのか。わからない。
そんな「ニュータウン」。
私はそんなふとしたかし君になるほど、と思ったのだ。

つまり、彼のイメージする「ニュータウン」は、まだ無いのだろう。
しかしながら、何かを作る時には、スキルや経験や資本金なんて、
乱暴にいってしまえばどうでもいい。二の次だ。
最も大事なのは、「何かを作りたいんだ」という衝動だ。
どうすりゃいいのかもわからない。
何ができるのかも見当がつかない。
でもやらなきゃなんないんだ。
そんなティーンエイジャーのような衝動を、彼からは感じられた。
私は、そういう人間が好きだ。

いまだに具体性の見えない「ニュータウン」。
まだ無いメディア「ニュータウン」。
どうするかね。まぁ、無いものなんだから作っちまえばいいか。

そして私は、ふとしたかし君に編集長に任命された。
編集長に任命されたからには、やってやるぜ。

「ニュータウン」=「新しい街」

そこには、「わたしたちの暮らし」というものがなくてはならない。
そしてローカルでなければならない。

暮らしのための街づくりをはじめるには、
やっぱ、なにをおいても人がいなくてはいけないな。

というわけで、皆さんのアイコンを作り始めたのだ。

人がいて、それぞれに差異や個性はあるが、
それらの総体としては共通性が感じられ、ユニークなものがいい。
一つの民族ようなローカル感がでるといい。
なおかつ、それぞれの実生活やライフステージとリンクしたイメージが持てるものが好ましい。
携帯電話の待ち受けや、愛用のSNSやブログのアイコンや、スカイプのプロフィール画像に使える実用性のあるものがいい。
実際の暮らしの中にとけ込んだアイコンを作ることに意味がある。
ウェブの中だけのアバターとは違う。

紙かウェブか、というフィールドは超えてゆこう。
独自のカルチャーは人間によって作られるんだぜ。
友達というスーパーローカルな環境ががつくるんだぜ。
その事を教えてくれたのは、おもんまんのモジンだぜ。

今後の展開をお楽しみに。
シクヨロ。

Comments 2

コメント、まだ無し。

ふとし たかし

人様の目を通した自分はいつも痛々しくて、いたたまれない気持ちになります。

僕の無茶なお願いを二つ返事で受けていただき感謝してます。
そう、感謝してるんだぜ!


あと、メディアがどうのって言い出したのはおそらくお師匠様の影響なんだぜ。
いつも「メディアをデザインしたい」って言ってたんだぜ。

2009/11/19 (Thu) 01:27

ふとし たかし

あと、僕もおもんまんさんのモジンにはガッツリやられた口です。
スケボーのデッキシートが表4に使われてたのにはため息がでました。

改めて本がプロダクトであると再確認させられたんだぜ!


あと、話は変わるけど湯けむりスナイパーが新年スペシャルをするんだぜ←

あとあと、なぜだかYUKIの新曲にぐっときてしまっているんだぜ

2009/11/19 (Thu) 01:48




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