イーゴン自治区

嘘日記プレイバック

2009/12/18
mixiのほうで、嘘日記を書いていましたが、ものの一週間で飽きてしまったようです。
その、7日分の嘘を以下にご紹介します。


2009年11月26「隠れ家カレー」

今日は久しぶりに、昼飯を外で食べた。
毎日サークルKサンクスの弁当だと、さすがに飽きてしまうので、たまには外で昼飯を食おう、と、昼休みに会社を飛び出したはいいが、さて、どこに行こうか。

せっかくだから、いつも行かないような店に行ってみたかったので、全然入った事のない路地に迷い込んでみたところ、古い雑居ビルの入り口に「カレーハウス4F」の看板を発見。

カレーも悪くない、冒険レベルも無難でいい。

4人乗るとブザーが鳴りそうな汚くて狭いエレベーターで4Fへ。
店の入り口はガラスのドアで、「カレーハウス」とカッティングシートで切り抜いたようなレタリング文字が貼付けられていた。
うっすらと「喫茶コロラド」という字をはがした跡があり、ああ、前はコロラドだったのか、と、ただ思った。
古い感じの、いかにも元喫茶店という佇まい。壁には、来たお客さんのポラロイド写真がたくさん貼られており、
中には、芸能人も何組かあった。清水ミチコや、ボビー・オロゴン、春風亭昇太など。
「ごちそうさま☆」とか「まいうー」とか、そんな感じのメッセージが、サインペンで書き加えられている。
よく見ると、写真群の中に、俳優の三國連太郎と佐藤浩市があった。
写真には「HAPPY BIRTHDAY」と書き添えられてあった。
どちらの誕生日かはわからないが、歳をとっても父子二人で、こうしてカレーを食べにくるんだな、仲いいんだな、と、気持ちが温かくなった。
そんなことより、私も店を出るときに、このように写真を撮られて、何かひとこと書かなければいけないのだろうかと、やや、不安になった。
私はスタンダードに「カレーライス」を注文。気さくなおばちゃんが「辛さは」と聞くので、「ふつうで」というと、
「普通っていうのは無いんですよ、辛口か、甘口のどっちか。」
私は辛口を注文した。
味は普通においしいカレーライスだった。特に辛すぎるということも無い、凡庸なうまさ。
タバコを一服して、勘定を払って店を出ようとするところで、「写真を撮らせてもらってるんですけど」と、おばちゃん。

来たか。

私は快く承諾し、凡庸にニコリと微笑んだ。フラッシュが光り、ポラロイドのフィルムがベロをだす。
「ちょっとまってねー」と、パタパタとフィルムをうちわのようにあおぐおばちゃん。
写りは予想通りの、普通の仕上がりだった。「ありがとうございました。またきてくださいね」
と、言われ、「ごちそうさまー」と店をでた。メッセージは書かなくてもよかったのか。せっかくいい感じのひとことを考えていたのに、少し残念だった。
来週あたりにもう一回行って、ちゃんと自分の写真が壁に貼られているかを見に行こうと思う。


2009年11月27「しっぽ」

今日は金曜日だというのに仕事が山のようにあり、結局は残業で帰りが遅くなった。
とはいえ、終電ほど遅くもなかったので、職場の近くのペットショップによって、小動物を見て和んでから帰ってきた。
ここのペットショップは遅くまでやっているから、行くといつも仕事帰りのOLやサラリーマンが何人かいる。
私はかねてから気になっていた、リスのゲージの前に陣取って10分程ながめた。
リスと言えばシマリスが飽きのこない王道ではあるのだが、最近気になっているのが、ホオジロシマリスだ。
シマリスのシマ柄は残したままだが、エゾリスほどワイルドな野性味もなく、ちょうど良い「獣感」がたまらない。
真っ白なホワイトシマリスというのもあるが、これではリスに見えない。まるでハツカネズミだ。だめだ。
ホオジロシマリス、1万5千円か。
財布の中身をチラ見すると2万ある。買っても世話ができないので相当迷ったのだが、結局買わない事にした。
その代わりといってはなんだが、シマリスのしっぽを模した携帯ストラップがレジ横で売っていたので、慰めに購入。400円。
コートのポケットの中で、ずっとしっぽを撫でながら、満員電車で帰った。


2009年11月28「ものまねナイト」

今日は久々に藤田まことさんとご飯を食べにいった。
いつも行く新宿の中華料理ではなくて、今夜は渋谷の韓国料理屋で焼肉をつまみながら少し飲んだ。
藤田さんは、あまりお酒が強くはないが、飲むとすごく面白い。
必殺仕事人やはぐれ刑事のイメージが強いが、キャリアのスタートは「てなもんや三度笠」。根は一流のコメディアンだ。いつもモノマネをして爆笑させてくれる。最近のお気に入りは「福山雅治」だ。「まだ完成してないから」と、言い訳をしてるだけあって、全く似ていない。何回やってもらっても、田中角栄だ。でも、不思議な事に、田中角栄の真似をやってもらうと、立川談志に似てしまう。
「じゃあ、立川談志をやれば、一周して福山雅治になるかもよ!」
と、談志をやってもらったら、それは談志に似ているままだった。結局、福山にはたどり着けず仕舞いだった。
11時くらいで解散して帰った。いつもタクシー代をおごってくれてすんません。
ありがとうございました。たのしかった。


2009年11月29「男優」

今日は日曜日だというのに、昼過ぎまで寝てしまった。もったいない。ゆっくりと、おそるおそる、布団から抜け出してリビングに降りる。妻は買い物に出かけているようで、誰もいない。
腹が減ったので外に飯でも食いにいこうと、適当にコートを羽織り、iPodを耳に差して外に出る。よく晴れている。ジャミロクワイを聞きながら軽いフットワークの足運びで、近所のラーメン店へ向かった。
住宅地の角を曲がったところで、買い物帰りの妻に遭遇。手には紙袋を持っている。
「おはよう。どこ行くの?」と、妻。
「腹減ったから、ラーメンでも食おうと思って。」と、私。
妻は、モスバーガーを買って来た帰り道だった。テイクアウトの紙袋がずっしりと重たそうだ。
「ずいぶんたくさん買ったね、モス」と、私。
「いっぱい買った。」と、妻。
私はラーメンをやめて、妻と一緒に帰る事にした。ジャミロクワイをフルコーラス聞き終える事無く帰宅。玄関で、さっき履いたばかりの靴を脱いで、ただいま。
二人でモスを食べながらこないだ借りてきたDVDを観た。今日は珍しくアクション映画。「いつかギラギラする日」。木村一八が格好良かった。
夕方、近所のスーパー「いなげや」に食い物を買いにいった。レジに並んでいると、後ろに見覚えのある男性が並んでいた。
誰だっけなぁ、誰だっけなぁと、チラ見していると、思い出した。名前は知らないけど、AV男優だ。
AV男優って、女優に対して数が少ない。必然的にたくさんの作品に出ており、我々ユーザーにとっては、女優よりも圧倒的に目にする機会が多い。しかしながら、ユーザーは彼らには毛頭の興味もないため、意識の外に追いやられるが、確実に脳裏には刷り込まれている存在だ。そんな影のような存在に日常の中で遭遇すると、何とも言えない気持ちになる。
つい「あ。」と、声を漏らしたが、
「いや、何でも無い。」と妻には濁した。
心の中で、その男優に会釈をし「おつかれさまです。」と、つぶやいた。スーパーでは、お惣菜とまるごとバナナを買った。
男優は、山ほどの野菜や肉やビールを買い込んでいた。今夜は鍋だろうか。
家に帰って、テレビでボクシングをみた。フライ級の世界タイトルマッチだ。
チャンピオンがKOで勝った。さすがだ。
明日は仕事なので、今日は早めに寝る事にする。


2009年11月30「みの」

今日は一段と冷え込んだ日だった。一雨ごとに冬に近づくのを実感する。
秋から冬にかけて、毎年思うのは「みの虫」の存在である。ちいさな小枝を集めて「みの」を纏ったような風貌になって、ぷらーん、と、木の枝からぶら下がっている、あいつの事だ。
「みの」といえば「もんた」。
「もんた」といえば「よしのり」だ。
さて、今日はそんな秋冬(A/W)の風物詩「みの虫」を見たのだ。めずらしいではないか。21世紀の「みの虫」ともなれば、さすがにダウンジャケットでも来ているかというと、そうではない。「みの」だ。相変わらずの「みの」だ。
今日日、「みの」を着ているのは子泣き爺くらいのものだが、「みの虫」は「みの」あってこその「みの虫」ゆえに、
彼のアイデンティティは、いつまでも「みの」無しでは語れない。同時に「もんた」も「みの」があっての「もんた」だ。「もんた」だけでは「よしのり」になるからだ。
言っている事がわからなくなって来たので、ブランデーを少し飲んで寝る。あしたは早い。ジュネーブで会議だ。


2009年12月01「東」

今日はよく晴れていた。
とは言え会社の中にずっといたので、天気はあまり関係がなかった。
昼休みは吉野家の牛丼で飯を素早く済ませてから、
初めて入った喫茶店でゆっくりとコーヒーを飲んだ。
昼時なので混雑気味でせわしない雰囲気の店だったが、
割と居心地がいい店だった。
あと、店には東幹久がいた。
おわり。


2009年12月02「24文字日記」

今日は、身長が3センチ伸びた。
まだまだ成長期だ。





以上が、全部嘘の7日間戦争でした。

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あおき犬

これしってたー。いいっすねー。よんでましたよ^^。ずーっとブログさかのぼって読んでた時期があって。

2010/06/16 (Wed) 15:58