未消化シネマ9
2010/04/30

新しいやつのレコメンドはいっぱいあって、
なんか、もういい。
さて。
私が今まで観た映画の中から「ちょっと、もう一回観たい。」って思っている作品をリストアップしてみようと思います。
つまり、なぜか気になってて、未だ消化できていない作品です。
過ぎ去りし、あのコンテンツをもう一度。
1.「波」監督:奥原浩志/2001年

漂着物のような私たちの映画。
夏休みの孤独。
2.「ポーラX」監督:レオス・カラックス/1999年

何かからの逃避の映画。
日本人にはわからないのかもしれない。
3.「冷血の罠」監督:瀬々敬久/1998年

犯罪とは何かがわからなくなる映画。
街の記憶と人間の記憶。
4.「ニンゲン合格」監督:黒沢清/1999年

想い出と境界線と浸透圧の映画。
家族というものはイメージ、だ。
5.「ストーカー」監督:アンドレイ・タルコフスキー/1979年

あの世の映画。
欲望の向こう側へ。
6.「アベック・モン・マリ」監督:大谷健太郎/2000年

いかんともしがたい関係の映画。
愛について。
7.「ジュリアン」監督:ハーモニー・コリン/2000年

壊れてしまった人たちによる、普通の家族の映画
閉塞感。
8.「小人の饗宴」監督:ヴェルナー・ヘルツォーク/1969年

この世の映画。
とうとう外部からやってくるものは。
9.「うなぎ」監督:今村昌平/1997年

欲望と贖罪に関する映画。
うなぎという記号はなかなかいい。
こうして並べてみると、やっぱり偏りがあるね。
これら9本の映画のストーリーは全くと言っていいほど覚えていないのだけれど、映画体験として相当強烈なインパクトを青春期の私にお見舞いしたのであります。
何だったんだろうね。どうして衝撃だったのか?
もう一度観て、確かめよう。
ん?何を確かめるんだろ?