イーゴン自治区

WTCのツインタワーの間を綱渡りした男、フィリップ・プティのドキュメンタリー「マン・オン・ワイヤー」

2010/07/07 マン・オン・ワイヤー


ー概要(ウィキペデイアより)ー
1974年にワールド・トレード・センターのツインタワー間での綱渡りを達成した、フランスの大道芸人のフィリップ・プティの挑戦を、本人や関係者の証言や再現映像を交えて紹介するドキュメンタリー映画。

こういう人が居たんですね。私はこのたび、彼を初めて知りました。
フィリップ・プティ。

このドキュメンタリー映画「マン・オン・ワイヤー」。
作品としての構成、演出はあまり好みではなかったんですが、
これが事実なんだという事に、放心状態になってしまいました。

とっても複雑で、不可思議な気分にさせられました。

この出来事の主人公であるフィリップ・プティは、
17歳の時に、虫歯の治療に訪れた歯医者の待合室で、
新聞のある記事を目にする。
それは、まだ構想段階のWTCビルの記事だった。
世界一高いビルがニューヨークに建設されるかもしれない。

この記事を見て、彼の人生は決まった。

まだ出来上がってもいないツインタワーの間で綱渡りをする事を、
彼は夢に見続ける事になる。

そして、何年も何年もかけて計画を練り上げ、
1974年にそれは実行された。

彼のそばには、彼に協力する「共犯者」が何人かいて、
彼らとともに、計画は少しずつ遂行されてゆく。
時に喧嘩をし、励まし合い、中には途中で怖じ気づく者もいた。
なんだか、真夜中のプールに忍び込む高校生のグループような、
そんな甘酸っぱい雰囲気さえ感じた。


ある早朝のニューヨーク。
通勤途中の人々が、ビルの隙間の空の中を歩く男を目撃する。
男は空中でひざまづき、うやうやしく観衆にお辞儀をする。

なんだか、
人生に対する価値観とか、命や死というものの意味とか、
そういったものが一瞬わからなくなってしまう。
なんだろうこれは?
「イカれてる」という事では片付けられない何かを感じる。

わからない。
でもきっと物凄い事だ。
ん?凄いのか?どうなんだ?
やっぱ、わからない。

ともかく、そんな夢みたいな事が、本当にあったという事だ。

その後、悪夢のような別の諸事情があって、
舞台となったこのビルは跡形も無くなってしまったが、
その事も含めて、このビルで起こった事、というか、
もうそのビルの存在自体が、なんだか夢のような気がしてならない。

観てみてください。
なんか変な感じになるから。

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