町山智浩のトークライブが感動的な件

2010/07/31
ブログ「死んだ目でダブルピース」のこの記事で知ったんですが、
映画評論家の町山智浩さんのトークライブがあったようで、
それがユーストでアップされてたんですよ。
さっき、全部観たんですが(3時間)、素晴らしかったです。

映画評論ってなんなのか、
もっと言えば、批評、評論とはなんなのかという事、
そして、なぜ町山さん本人は映画評論家を名乗っているのか、
ということについて、熱く語っていました。

非常に興味深くて、かなり食い付いて観ました。
コチラ


映画や絵画、音楽、文学、漫画、などなど、
世の中にはいろんなクリエイションがありますが、
それらを、娯楽と言うべきか、芸術というべきか、
まぁ、どっちでもいいんですが、
そういう「表現行為」に対して、
私はどういったお付き合いをしているのか?
それは「消費」というお付き合いだ。


例えば、私は飯を喰う。
出来ればいつもうまい飯を喰いたい。
まずい飯は喰いたくはない。

消費者である私は、うまい飯を喰う事で満足である。
満足であるに違いない。

でも、さすがに同じ飯ばっかりだと飽きるよね。
だから、いろんな味のうまい飯を、かわりばんこに喰う。
たまにまずい飯を食うと、逆にうまい時もあったりする。

こんな感じで、いつも私は「表現」を「消費」する。
「娯楽」を消費する。「文化」を消費する。
「芸術」を消費する。

でも、ただ喰ってりゃ良いってもんじゃないと、
思ったりもする。にんげんだもの。

「味わう」という事が、大切であるとも思う。
「味わう」という事が、いわゆる教養であるとも思う。

さて、評論というものはなんだろう。
町山さんのこのトークイベントを観て思ったのは、
評論家という存在は、消費者である私にとっての、
「喰う」を「味わう」に変えてくれる存在なのかも、
ということでした。
ある種の教養を与えてくれるメンターのようなものか。


ちょっと考えてみたい。私達に教養は必要か?
必要じゃないんだとしたら、それってどうなんだ?

Comments 2

コメント、まだ無し。

越前

パート1だけ観たけど凄いっつーか目が覚めるね。余りでかい口は叩けないなーと思った。取り急ぎは。

2010/08/17 (Tue) 18:28

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2010/08/18 (Wed) 00:41




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