イーゴン自治区

金木犀は小さいオレンジのツブツブ

2011/10/10
我が家の屋内が「禁煙」になってからというもの、
台所の換気扇の下やら少し開けたサッシの窓辺やらで、
小脇を締めた姿勢で、細い煙を慎重に屋外に逃がしながら、
真夜中の蛍のように短い光を点滅させる夜が続いております。

そんなサッシの隙間にも、近隣の住宅や保育園の植え込みから
いよいよ金木犀の香りが匂ってくる季節になりました。
秋ですね。一雨ごとに肌寒くなる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

夏における蚊取り線香の匂いと同等のレベルの、
「風物詩的刺激」として、「秋にやってくる金木犀の香り」。

コイツのこと、鼻はよく覚えてはいるものの、
私はその実体を知らぬまま、今年で33年の人生を過ごして来たわけです。

「へぇ、あんな小さなつぶつぶのオレンジなのね。キンモクセイって。」
今年の私の秋は、こういう小さな発見と感慨とともに迎えられたわけです。

私は、花の名前を知らない。

時に、女性が道に咲く花を指し「あ、ナントカナントカだわ。」
とか言うのを聞くと、割と無条件に「いい女だ。」と、判子を押してしまう。
そんな秋です。

今年の秋刀魚は、もう食べました。
「北海道産」と、値札のシールにプリントしてあったけど、
実際のところ、どうだかわかりゃしませんよね。
それでも食べたかった、旬の魚。

3月に、例の建屋が吹っ飛んだころ、
近所の満開の桜を「今年で最後かもしれんな」と、
わけもわからず深刻ぶった眼差しで写メ撮ったのを思い出しますが、
そんな感じで、この秋も、ちゃんと秋刀魚を食べておきたかったというわけです。

今後、日本の食い物は、旬もクソもねぇだろw、つーか食えんのか?
って事になって行くと思うし、日本が「TPP」に参加なんかしたら、
ほとんど外国の安い食い物ばかりになって、残念な感じになってくことは必至。

漁師さんや農家の皆さんの事を想うと、言葉がありませんよ実際。

原発とか放射能とか、こういう、へこむ感じの話題なんて、
そのうち書かなくなるだろうなぁ、一時的なものだろうなぁ、
って、思ってたけど、半年以上経っても、やっぱり気になるし、
それこそ、政治や経済やメディアの情報操作や、なんやかんやが、
次から次へと目に付くようになって来て、
とうとう私も、この夏の終わりとともに、
「もう誰も愛さない状態」になってしまいました。

基本姿勢として、与えられる情報は信用出来ないし、しない、と決めました。
自分の行動原理を見直すきっかけになりましたね。

常識的な基準で「良しとされる人生」ではなく、
本当の意味で「自分で決める人生」をすでに開始した人も少なくないと思います。

今後、この悪い冗談のような世界で素直に生きるという事は、ある意味滑稽で、
私が地球を視察に来た宇宙人だったら、きっと笑っちゃうかもしれない。

ばかばかしい世界で生きる。冗談みたいな世界で生きる。
現実が厳しいなら、それを理解した上で、笑い飛ばすタフネスが欲しいものです。

来年は、「そろそろ秋刀魚が旬だね。」というギャグでつかみはOKです。
もしくは、「日本の松茸は高級だからなぁ。」というのも、いいかもしれません。

放射能には味も匂いも無いからね、
また来年も、金木犀からは同じ香りがして「秋だな」と、思うんだろうし、
秋刀魚だって、喰えば喰ったで、脂がのってて、やっぱ美味いんだろうと思います。
たぶん食わないと思うけどね。

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